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【臨時号】タウンバスの運営は芦屋町で行うべきではない!!

1年ほどお休みをいただいておりました陸の孤島のバス日記。

いつも芦屋町の交通問題を取り上げて、とにかく市営バスを批判したり芦屋町を批判することばかりですので。
どうしてもつまらない記事を作ってしまうことが多いのですが、復活希望のメッセージや芦屋町のバスについての切実なメールをいただきました。ありがとうございました。

今後について、以前ほどたくさんの記事を書くことは出来ませんが、不定期ながらなにかあれば記事を書いて行きたいと思いますので、時折ご覧いただけると幸いです。


さて、今年3月1日に中央病院の移転に併せて町内のバス路線網の再編が行われました。
タウンバスの路線の山鹿部乗り入れの拡大、中央病院乗り入れ、鶴松団地経由の増回、系統番号の導入、新型車(日野レインボー?)などの大幅な改善と改正となりました。
3台体制から4台体制への変更でダイヤに余裕が出来ているようです。

しかしながら、その余裕を実車に回している訳ではない所が非常に残念でなりません。
回送率は昨年に比べてもさらに増加しています。中央病院とはまゆうはすべて片道回送。土日朝は3本の内2本は片回送だったり、午後は半数が片回送だったり、ちょっとあきれてしまうくらい回送率が高いのです。

また、途中の停留所で過剰なほど極端な時間調整があって、呆れてしまいます。
そして、夕方以降は遠賀川駅に小倉方面からの電車がつく直前にタウンバスが発車するばかり。机上の空論でダイヤを設定するからです。
JRも20分おきなのにほぼ15分以上の待ち時間が発生する現状はなんとかならんもんか。
ほとんどの便が電車到着の3分前とかの発車ですもんね。


なんで、回送を批判するのか。
回送もフルコストだからです。
人件費も燃料費もすべてかかります。


それなら効率的に運用することで収支改善はまだまだ図ることが可能だからです。
遠賀発の芦屋行きは春~夏季になると土日は行楽客で乗せきれないほど混雑します。本数足りてないんです。2~3人とかじゃなくてかなりの利用があります。なのに回送なんです。もったいない。広告枠も設定してないし、町の他事業とのコラボもやってない。

回送することで所要時間の短縮や折り返しの準備時間短縮メリットがあるにはあるのですが。。。
それにしてもちょっとやりすぎ。西鉄は回送せずにループ化したり工夫しますからね。少ない台数で最大限の便数を提供できるように。

しかし、市営はそれをやりません。需要がないからと一方的に回送を増やそうとするのです。
その結果が交通局に支払われる約6000万円もの税金です。
明らかに西鉄バスを維持していたほうが芦屋町の手出しは安かったはずです。

そして、芦屋タウンバスは「定期的に使う人が定期券を持っていない」ことです。
割引率が著しく低く毎月、23往復ほどしないと元が取れないものなんです。

いまどき23掛けの定期なんて売れません。週休2日が普及してますし、隣接の西鉄バスは同じ価格で北九州市内全部乗り放題の定期売ってますからね。高齢者は県内全線で乗車できる定期が毎月4000円で買えちゃいますからね。芦屋の高齢者はかわいそう。買い物や通院のたびに小銭で乗らなきゃいけないし、市営もタウンも割引対象外だし高いし。

JRは距離によりますが13~16往復ほどで元が取れます。
コミュニティバスでここまでの割引率の低い定期券を出しているところはほとんどありません。市営バスへの遠慮から市営バスとほとんど同じ制度かつ市営よりやや割高の定期券にしていることが原因です。

小倉や八幡で勤務した通勤客が一番欲するサービスを提供できていない芦屋町にため息しか出ません。

所詮、素人の芦屋町のバス担当者が民間事業者が赤字を理由にさじを投げたような路線の維持管理などできるはずがないのです。
交通局の都合の良いようにされているだけ。
中途半端でサービスレベルも低く、利用者負担が高く、芦屋町の支出も多い。
こんなタウンバスになっているのが悔しくてなりません。


by Ashiya-Bus | 2018-03-23 00:10 | 路線バス
芦屋町のバスのことを真剣に変えたくて孤軍奮闘しているブログです。芦屋を陸の孤島にさせない、そんな一心で頑張ってます。

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